株式会社ウエマサ

コラム「つれづれ日記」バックナンバー

2019年のリニューアル以前のバックナンバーです。情報が古いため現在は放映されていない番組名などが出てきたりしますがご容赦くださいませ。

柳と白立木(2011/1/18)

柳と白立木

毎年11月に入ると当社の中は柳の枝と白枝でいっぱいになります。正直一時期よりは大分少なくなりましたがそれでもかなりの量です。
柳の枝は枝だけの販売もしていますが、葉を取りのぞき、紅白のモナカや縁起物のおもちゃ等の装飾を付けて、お正月飾りの「舞玉」(写真がないのが残念ですが・・)としてもいろいろなお店に納品しています。この場合、写真でも分かる様に一本一本手作業で葉を取っていくので結構大変で時間もかかります。
一方、白立木は9割以上がこの季節(冬)に出回るもので、白塗りも枝だけでなく写真のように立木なんかも白く塗ります。お店のショーウインドウや歌番組などであなたが見ている白立木は、もしかしたらウエマサのかもしれませんよ。

出没!アド街ック天国~京成八広(2010/5/6)

出没!アド街ック天国~京成八広

ご存じの方も多いと思いますが『出没!アド街ック天国』は、毎回ひとつの「街」をとりあげて、様々な角度から街を検証する、毎週土曜日の夜9:00~9:54(東京地区)に放送中のテレビ東京系・情報バラエティ番組です。聞いたところ、もう15年以上も続いている長寿番組なんですね。
そのアド街ック天国が、今回「京成八広」をとりあげるということでウエマサにお話しをいただき、先日その取材がありました。
街を徹底取材し、独自の斬り口でVTRにまとめあげ、スタジオでそれを分析・研究・考察する(もらった企画書に書いてありました)という主旨の番組でウエマサに声をかけていただけるというのはとても光栄です。たぶん地元で100年以上も続いている会社であり、またちょっと変わった分野の業務内容であるということで選ばれたんでしょうね。
取材ではインタビューの他、桜の大木を作っていく所を撮影していただきました。写真はその取材の様子で、一番右の写真は社長夫婦です。 東京地区では5月22日土曜日に放送予定です。何位になっているかOAが楽しみです。みなさんもぜひご覧になって下さい!

NEWS さくらガール(2010/4/2)

NEWS さくらガール

もうしばらく前の事ですが、ジャニーズ事務所のアイドルグループ「NEWS」のニューシングル「さくらガール」のPV撮影で都内某所に特大の桜を立ててきました。
当日は川沿いと言うこともあって風が強かったため、まずは安全第一で作業を進めました。季節がら桜の立木は大活躍!
4月になり、東京でも今週あたりから実際の桜もいよいよ満開になってきました。もう、春ですね。
ストーリー仕立てのPVの中では、ところどころに風に揺れる枝のアップが挿入され、一番最後にメンバーの後ろ姿の向こうにこの桜の全体像が現れますので注目してください。

ワカバ「ヤンバルクイナは飛んだ」(2010/1/27)

ワカバ「ヤンバルクイナは飛んだ」

1月の初旬「ワカバ」というデュオの新曲「ヤンバルクイナは飛んだ」のプロモーションビデオ撮影で都内のスタジオに行ってきました。 2時間ほどかかってつくった3mぐらいの桜の木をスタジオのまん中に立てました。
10時にスタジオに入り、セッティングをして、撮影が終わり撤収したのが夜の10時半ごろ。撮影だけで8~9時間くらいかかりました。こういった撮影の際、時々事前の打ち合わせではなかった要望が入り、急きょセットに追加が入ることがあるのですが、この時はそういうこともなくスムーズな仕事でした。
長時間におよぶので少し疲れますが、新年早々桜を立ててきて気分は晴れやか。今年一年間こういう気持ちで行きたいものです。

紅葉とLEXUS(2009/11/11)

紅葉とLEXUS

10月中旬、トヨタの高級車ブランド「レクサス」の新車発表に合わせて、埼玉県川口市にある販売店、レクサス川口のショウルーム内に坪庭を造りに行ってきました。
高級感あふれるモダンなショウルームの中に、紅葉を中心に設置したシンプルな坪庭。ガラス張りの室内に、季節を感じさせる“和”の空間が不思議とすんなり調和していたように思います。
ちょっと見えにくいですが、右の写真の、坪庭の後ろで白い布をかぶっているのが新車です。
今回、デジカメのバッテリーが切れてしまい、携帯のカメラで撮影しました。ちょっと見づらくてスミマセン!

SUPER SURPRISE(2009/9/15)

SUPER SURPRISE

日本テレビ系で毎週月曜日から金曜日、夜7時から放送中のバラエティ番組『サプライズ(9月から「SUPER SURPRISE」にリニューアル・番組名変更)』の新規テレビ収録セットの仕込みに行ってきました。毎週金曜日に放送される「SUPER SURPRISE」(爆笑問題さんが出る日)は、私たちウエマサの関わったこのセットから生放送されています。
大道具さんの立て込みと並行しての作業で、前もって会社で仕込んでおいた物もあったおかげで2時間半ほどで終了しました。
カメラや照明等の機材が非常に多いテレビスタジオ内にこういう植木類が入ると温かみが出て、なんとなく“ほっ”とした気持ちになりますよね。空気も新鮮に感じるのは気のせいでしょうか?
※作業しながらデジカメで撮影したので、ちょっとピンぼけ写真ですがご容赦下さい

早くも桜が満開!(2009/1/19)

早くも桜が満開!

ただいまウエマサ社内は春満開です。 この写真はお芝居で使う枝垂れ桜の枝を作っているところですが、これがまた大変で花びらの型抜き以外は全て手作業です。
まず型抜きした花びらを染める作業から始まり、乾かして張り合わせて針金を通してまた張り合わせて・・・そんな作業を何回かくり返して一番上の写真のような桜の花が出来ます。
今度は出来上がった桜の花を一輪一輪枝に付けていくのですが、この枝もある程度同じ大きさにするために切ったり鋏んだりします。こうして一本の枝垂れ桜の枝が完成します。
今回は、従業員総出で一週間から10日かかってこの枝垂れ桜の枝を250本作って納品しました。花の数で言うとだいたい25,000くらいになります。お芝居用ということで枝までの発注だったのですが、もちろん幹に取り付けて1本の桜の木にすることもできます。屋外展示の場合は、紙ではなくシルクやポリエステルの花でつくることもできます。
各種イベントやディスプレイに、いつも満開で、散ったり枯れたりすることのないウエマサの手作り桜はいかがですか?

中平井橋開通記念式典の会場設営(2008/05/15)

中平井橋開通記念式典の会場設営

3月29日、江戸川区平井7丁目と墨田区の立花5丁目を結ぶ中平井橋の完成式典が行われ、当社で墨田区より会場設営のお仕事一式を請負いました。
記念式典会場は4間×14間の大型のテントをたてて、その中で行われました。渡り初め会場にはテープカットやくすだま等々を設営しました。
全長68メートルの中平井橋は荒川の支流である旧中川に架かり、老朽化により04年から改修工事が行なわれていました。その改修工事が終わり、開通式典が行なわれたというわけです。墨田区と江戸川区にまたがる橋なので、テープカットには墨田・江戸川両区長が出席(総工費12億6千万円は江戸川区と墨田区が折半したそうです)、当日は天気にも恵まれ、和太鼓や小学生による鼓笛隊の演奏や、渡り初めなどの行事がありました。
こういうおめでたい会場の設営は何回やっても良いものですが『くすだま』だけは毎回ドキドキします。(うまくいかなかったときを考えると・・・)

お茶会の坪庭をつくりました!(2009/01/16)

紅葉とLEXUS

2枚共お茶会の写真ですが、左は裏千家のとあるお茶会で、武蔵野の森(杜?)をイメージしているとのことでしたので、ススキと枯立木を会場内に点在させてみました。
右の写真は宗偏流のとあるお茶会で、こちらは年一回のペースでかれこれ10年くらいやっており、毎回ちょっとした坪庭を造っています。
茶室に向かう道すがらを露地(茶庭)といって、茶室に入る前の心を整える精神的な意味があり、茶道では茶室で行われる茶事の一環としてお茶室と庭は密接なつながりがあるということです。お茶会の会場内にちょっとした坪庭(建物と建物との間や敷地の一部にある、塀や垣根で囲まれた小さな庭)があると、かなり雰囲気も良くお茶もおいしくいただけると思います。

温かみのある紙の造花(2007/06/26)

温かみのある紙の造花

当社で製作する植物装飾の多くは、木の幹や枝は本物で、葉と花は人工のものを取り付けています。イベントや各種ディスプレイに使われることがほとんどなので、時間が経っても花は満開で葉は青々、水やりなどの手間もかからない人工のものが適しているというわけです。もちろん、近くで手に取って見れば本物でないことはスグにわかりますが、遠目にはほとんど見分けがつきません。
まず上の写真。社長が持っているのがアヤメの造花で、下の写真はしだれ桜の造花です。両方とも紙で出来ていて、型を抜くところからすべてうちでやっています。物によっては紙の色を染めるところからうちでやっている物もあります。今は紙の造花のほとんどがお芝居(舞台)関係からの発注です。
ポリエステルやシルクの造花の方が金額も安く扱いやすいので、紙の造花を使う事が少なくなっていますが、雨に濡れたりする心配のない室内装飾では紙の造花を使ってみるのもなんとなく手づくりの温かみがあって良い様な気がします。

歌舞伎座で藁屋根を作ってきました!(2007/4/10)

歌舞伎座で藁屋根を作ってきました!

歌舞伎座舞台(株)さんからの発注で、銀座の歌舞伎座に芝居で使う藁屋根を作りに行ってきました。大道具さんが作った枠に、うち(ウエマサ)で藁を取り付けていきます。歌舞伎座舞台さんには主に造花・立木・藪・垣根など植木関係の品物を納めており、当社の最も古いお取引様のひとつです。創業者の政五郎が14代目の長谷川勘兵衛さん(1847~1929)と付き合いがあったことから歌舞伎座の舞台用造花を扱うようになったと言う話も伝わっています。ちなみに現在の「長谷川勘兵衛さん」は17代目だそうです。
※歌舞伎の大道具は、明暦年間(1655~58)より長谷川勘兵衛家に世襲で受け継がれていました。そういった流れで歌舞伎では大道具のことを「長谷川」と呼んでいて、今でもそのなごりが残っています。

手作りの門松はいかがですか?(2006/11/16)

手作りの門松はいかがですか?

11月も中盤にさしかかり、当社ではそろそろ毎年恒例の門松の受注・制作が始まりました。 年の始めにお正月の神様を迎える目印として家の門前に飾る門松は、そもそも中国でお正月に長寿を象徴する松を飾ったことが起源とされ、日本では一年中緑色をして縁起のよい松と竹を中心につくられます。松が「神様を《まつ》」、竹はまっすぐ伸び《節》があることから「1年のけじめ」を表わすものということで使われるようになったそうです。
創業者である「植木屋政五郎」は松や杉を使った青葉装飾を得意としており、門松作りは創業当時からやっていた仕事なので、この恒例行事はもうかれこれ120年ぐらいは続いていることになります。写真のうち小さい方は1尺5寸(45cm)、大きい方が13尺(3.9m)で、このほかにもご要望に応じていろいろなサイズや形の門松を制作しています。
手作り・オリジナルの門松を飾ってお正月を迎えてみませんか?会社や店舗、もちろん個人宅でもご注文をお受けしています。ご予算等もお気軽にご相談下さい。

戦禍をくぐり抜けたお稲荷さん(2006/6/28)

戦禍をくぐり抜けたお稲荷さん

墨田区八広の当社敷地の中には古い「お稲荷さん」があります。今となっては、いつごろつくられたのか、つくられた由来などはよくわからないのですが、3代目の現社長が物心付いた時にはすでにあったということですので、少なくとも60年以上は経っているはずです(断片的な話を総合すると大正末もしくは昭和初期という説が有力。となると90~100年近くになる可能性もあります)。3代目によると、最初は現所在地のすぐ近くにある社長宅の庭につくられたものを、戦後今の場所に移設したとのこと。第2次大戦の時には焼夷弾が落ち、鳥居に向かって左右2体置かれているきつねのうち左側のきつねのお腹が欠け落ち、2代目があわててまだ燃えている焼夷弾を足でけっ飛ばして川に落としたという武勇伝が語り継がれています。なお、現在の左のきつね(写真)はえぐれたお腹を修復したものだそうです。全てを見ていた2匹のきつねが話すことができれば、真相がはっきりするのですが・・・。
このように当時を知る者がもういないためによくわからない古いものや伝説は、探せば当社にはまだまだありそうです。そんなものが出てきたらまたこのコーナーで紹介してみたいと思います。

横浜アリーナにジャングル出現!(2006/5/16)

横浜アリーナにジャングル出現!

先日、ある会社さんのイベントで横浜アリーナの2Fロビーにジャングルを作った時の写真です。 H3m/W10m/D20mくらいの大きさのジャングルを2箇所作りました。ジャングルと言ってもアマゾンの様なうっそうとしたものではなく『ハワイだとかタヒチだとかといったリゾート地のイメージで、なおかつジャングルの中に数箇所展示する商品が目立たなくならない程度にインパクトを出して』という微妙な依頼がなかなか難しいところでしたが、大滝(H2m/W2.4m/D1.3mとかなり大きい物~写真上のオブジェ右)を1箇所、他にも大小たくさんのFRP石を入れることで、ジャングルをかなり締まった感じに表現することができ、大変よろこばれました。
特に大滝はすごくインパクトがあったらしく、デザイナーさんをはじめ皆さんに大変ご好評いただきました。

フルスタ宮城春祭り(2006/04/21)

フルスタ宮城春祭り

(株)楽天野球団からの発注で、楽天イーグルスのホームグランド「フルキャストスタジアム」で開催された「フルスタ宮城春祭り」で正面広場前にさくらの立木(H6mくらい)を三本立ててきました。 4月17日のAM2:00に東京を出て仙台にAM6:30着。少し休憩してから立て込みに入って、PM12:00ごろに立て込み終了。
18・19日のロッテ戦から22・23日の西武戦までの1週間野外に立てっぱなしにするので、風等で倒れないよう相当に気を使って作業しました。20日の嵐の時はドキドキで、嵐が通り過ぎるのを待ってさくらがちゃんと立っていることを確認してから東京に帰ってきました。明日からまた仙台です。

ケツメイシ「さくら」(2005/7/26)

ケツメイシ「さくら」

もう半年も前の話になってしまうのですが・・・人気ヒップホップグループ・ケツメイシの『さくら』のプロモーションビデオに登場する満開の花をたたえた桜の木は、私たちウエマサで立てた桜です。 撮影は2005年1月27日、私たちは前日から都内某地に桜を立て始め、撮影にも立ち会いました。文字通り『さくら』が重要な役割を果たし、しかも映像という形にも残る仕事でしたから、その分気合いも入りました。
桜は私たちの最も得意とする素材のひとつです。おかげさまでプロモーションビデオも大変好評で、曲も大ヒットしましたね。私たちの思い出にも残るとてもいい曲です。


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